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有田純子  神奈川県相模原市  ワコー歯科

ミラクルデンチャーと私

昔から、上顎総義歯の金属床は、患者さんに自信をもって勧めることが出来、保険義歯との違いを明確に述べる事が出来ていた。
そうした事には、何の不安も無かったが、下顎の局部床義歯になると本当に悩んでいました。

下顎に金属床を装着したら、必ずと言って良いほど患者は調整に何度も通院し、なかなか満足出来る様な状況にはなりません。
こんな調整に手間暇かけても、患者に喜ばれる事も無く、アーでもなくコーでもなくと、悩みの尽きない下顎金属床。
こんなのなら、スタッフも保険の義歯の方が無難と言い始める。
もし私が部分床義歯を入れるなら、金属床は何にも良い所が無いから、入れたくもないし、患者にも絶対に勧めたくない。
保険の義歯なら、何回調整に来ても、義歯とはこんなものと患者に説明すると言い出す。
見た目で勧めるならノンクラスプだけど、此またよく噛める義歯とはならず、勧めても決してよく噛めるわけでもなく行き詰まり、毎日悩みに悩んでいた頃を想い出しました。

そんな時、お正月明けに横浜のデンタルショーに行き、入り口付近にミラクルデンチャーの模型が幾つかあり、手に取ってみると外れないし、ノンクラスプの様でもなく、見た目にもなかなか良い。
知らぬ間に此だ、此だと、心の中で叫び、取り外し方を教えて貰い、その後どの様にして講習会に漕ぎつけたのかなどは忘れて、まったく何も思い出せない。
大阪まで、講習会に通って、通って、やっとミラクルデンチャーを患者に装着!
スタッフもこれならお金がかかっても、自分も入れたいし、患者にも勧めたい。
小さいのと、噛みやすそうなので大いに納得。
私も、深い霧からやっと初めて抜け出した気分でした。

患者もよく噛めるし、見た目も目立たないと喜び、私はもう下顎義歯で悩むこともなく、せっせせっせと、もっと良いミラクル義歯を入れたいと願い、講習会に通いました。
患者からも、本当に心から喜ばれ、それまでの痛い、痛い義歯とは無縁となり、何よりもスタッフが自らミラクル義歯を勧めてくれて、自分も歯が無くなったら入れますと言ってくれるまでに至りました。
患者からも、またインターネットとは、無縁のお年寄りからも、まるで自分の歯みたいに噛めると言ってくれるまでになり、歯科医師としてこんなのは初めて味わった、これが本音です。
ミラクル義歯を幾つも作成していると、不思議と義歯の修理とかが得意と言うか、楽しくなり、ふと悩みに悩んでいた頃を思い出します。

ミラクルデンチャーによって、この歳まで、義歯の面白さを味わい、また大いなる自信をもたせてくれたことに、本当に心から感謝。
ミラクルは、義歯の基本を一から教えてくれる義歯だと思っています。
何年も前にミラクルデンチャーを入れた患者がやって来る、我ながら噛みやすそうと、心の中で瞬間的に感じ取りそして喜んでいます。


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